befor                  next
一つ目小僧、皇帝陛下と“オズの魔法使い”
割れた杯
蛙に纏わる話では他にも沢山ありました。
蛙の王子 グリム兄弟の昔話の一つで、カエルと婚約した娘が,履行を迫られて困惑するが,魔法がとけてカエルは王子となり,二人はめでたく結婚する。人間が一時動物に変身し,何かの機会に人間に戻るという同種の話は世界各地に分布,日本には〈田螺(たにし)息子〉〈蛙の息子〉があります。
 
 割れた杯がそこにあると云う事実だけが有効

 

誰も知らない事実など事実ではございません。過去とは亡霊のようなもの。現在のあなたを像造っているのは現在のあなたの気。現在のあなたの気の流れが、過去と云う幻を恰も現実のようにあなたの中に顕現させているに他なりません」

「そんなのは世迷言だ!どんな時でも事実は事実だ。曲げられるものじゃない。水の入った杯が割こぼれれば、水は溶れる。溶れたのは杯が割れたのが事実だからだろう。誰も杯が割れたことを知らなくたって、割れれば水は矢張り溶れるし、知らなかったからと云って杯が元通りになることなんかない。過ぎてしまったことは取り返しがつかないんだ!」

そうだ。もう後戻りなんか出来ないんだ。割れた容器のかけらを集め、継いで接いで元通りにしたところで、そんなものは使い物になる訳がない。隙からは水が溶れて、次次と溶れて−−−。所詮付け焼き刃は無駄な抵抗なのだ。そんなものは粉粉に砕いた方が好い。そんなものは。刑部は顎を上げた。

「果してそうでしょうか。その場合、元元杯があったことすら誰も知らなかったらどうでしょう。そうなら割れようが割れまいが関係ない。溶れた水はやがて乾くでしょう。乾いた後には割れた杯があるだけ。その場合、その杯に水が入っていたのかどうかは誰にも判らないではございませんか。元元割れていたのかもしれないし、元元割れていたのなら水の満ちていよう筈もない。杯が割れて水が溶れたと云う事実の事実たる所以は、そこで失効する。ただ割れた杯がそこにあると云う事実だけが有効となりましょう。更に、誰も知らないうちに破片が片付けられてしまっていたなら、最早その時そこで何が起きたのかさえ誰にも判らない。その時は、何も起きなかったと云うのが事実になってしまいましょう」

塗仏の宴-宴の始末

割れた杯は綺麗に片づけてもどこかしらに破片の一つや二つ残っているようです・・・
 

 

 
皇帝の imperial
 
英語で「He=日」は「彼」であり、「her=母」は「彼女」です。
he
★【語形】 所有格 his,目的格 him,所有代名詞 his
[3 人称単数男性主格] 彼は[が], あの人は[が]
《★宗教に関する文脈で God をさし,それと相当離れている場合に He [His,Him] と大文字にすることがある》
 
himとは彼の〜と言うことですが
 
「H.I.M.」は「 His Imperial Majesty」を略したもので、 皇帝陛下のことです。前回T.I.M.  《略》 Their Imperial Majesties.と言うのもありましたが単数か複数かの違いだけです。
 
【im・pe・ri・al】は帝国の. 皇帝の,皇后の,皇室の〜、という意味であり、【maj・es・ty 】は 威厳;、荘厳、主権、といった意味を持ちます。「皇帝= emperor」は「e」ですが「エマニュエル」と「インマニュエル」の変化と同じパターンでしょう。ですから
 
「皇帝= emperor」は「インプ{imp}+エル{er}+or」で「“imp”を讃える人」
 
だと思うのです。そして「imp」には 「1 鬼の子,小鬼,小悪魔. 2 いたずら[わんぱく小僧.」という意味があるのです。「tin・ker=《口語》 いたずらな子,困った子.」にも通じます。童話のピーターパンは「pan」がついて「全能のピーター」であり、彼にまとわりつく妖精が「ティンカーベル」です。「tinker+bell」となれば「鬼の子+鈴」となります。いかがでしょう? 鬼と鈴と子供は同一のモノを指しているようです。
 
さらに「imp」の系列で調べてみますと「im・pale」で「〔とがったもので〕〈…を〉突き刺す,刺し貫く」とあります。
 
「鬼」という字が頭のでかい様を表していることは前に書きましたが、まさしく「鬼」も「imp」も「tinker」も「bell」も子供を指しています。日本では子供のことを「童」と書きます。「わらわ」、「わらべ」と読みますが、何故こんな訓読みをするのかは誰も知らないようです。そこで「ら」の字を鼻だと思ってもう一度見ていただきたい。
「わらべ」は片目がつぶされているのです。
それともウィンク?・・・
「わらし」ならば・・・
 
【童】
《常用音訓》ドウ/わらべ
《音読み》 ドウ/トウ/ズウ(ヅウ)〈tong〉
《訓読み》 わらべ/わらわ(わらは)
《名付け》 わか・わらわ
《意味》 {名}もと、刃物で目を突きぬいて盲人にした男のどれい。また、男の罪人をどれいとしたもの。のち、雑用をする男の召使。男のしもべ。
{名}わらべ。わらわ(ワラハ)。まだ物事のはっきり判断できない幼い子ども。おさなご。▽十五歳で成人して冠者となる。「童蒙ドウモウ(道理のわからない子ども)」「童子」
{名}幼い子どものようなようす。また、ぼうず頭。「童山(はげ山)」
《解字》
 会意兼形声。東トウ(心棒をつきぬいた袋、太陽がつきぬけて出る方角)はつきぬく意を含む。童の下部は「東+土」。重や動の左側の部分と同じで、土(地面)をつきぬくように↓型に動作や重みがかかること。童は「辛(鋭い刃物)+目+音符東+土」で、刃物で目をつき抜いて盲人にした男のこと。
《単語家族》
 棟トウ(つきぬくむねの木)↓通トウ・ツウ(つきぬく)などと同系。
《類義》
 僕は、朴(=樸、あら木)と同系で、あらけずりの野蛮な男のこと。転じて、へり下った自称のことばとなった。奴・妾は女どれい。豎ジュは、子どものどれい。
 
【辛】 
《常用音訓》シン/から…い
《音読み》 シン
《訓読み》 からい(からし)/つらい(つらし)/かのと/からし
《名付け》 かのと・からし
《意味》
名・形}からい(カラシ)。つらい(ツラシ)。
{名}かのと。十干ジッカンの八番め。▽五行では、庚とともに金に当てる。「かのと」は、「金の弟」の意。順位の第八位も示す。
 
中国では非常に辛辣な定義をされていますが、「わらべ」は「小鬼」となり、西洋では皇帝に結びつく。日本ではわらべと言えば愛らしい子供たちですね。五行の「庚」も中に「Ψ+人」が含まれています。「」もやはり「かのと」です。「庚と辛」、そして「庚申」で「サル」・・・それが「童」につながり、片目を暗示している。干支では八番目で「金の弟」の意。
 
「金」はお金とか金星の意味がありますが、解字は「今{ふたをする}+土+点々{転々}」であり、「禁」キン(おさえてとじこめる)に通じます。これを天照大神とすれば不思議と符合するところがありますね。そしてその弟とくればスサノオで、とんでもないいたずらで天界に大騒動を巻き起こした張本人です。
 
「Imperial Majesty」は「小鬼」を讃える皇帝陛下が【maj・es・ty= 威厳;、荘厳、主権】を得る、となる。「maj・es・ty」は「“まじない”のmaj+す+y」ともとれる。つまり「maj」は「mag」の延長であり、皇帝は小鬼の下に位置し、魔法を継承していたことになる? 
 
さて、西洋で「odd man out」という遊びがあります。これは残り鬼 のことで、コイン投げなどによって表か裏の合わない一人を 3 人以上の中から選び出します。「odd man out」とは残り鬼で選ばれた人、つまり鬼です。他には、(仲間から)孤立している人、仲間外れ、組分けで余った人、という意味があります。どうやら「odd」は集団からはじき出される存在のようです。
 
そして、「oddly enough 」は「いかにも不思議なことには.」と言った意味になるのですが、片目の小鬼たちが輪になって盆ODORIをしていたら、それはそれは「おどおどろしく」、「おどろいた」ことでしょう! (^^)
 
競馬などで使われる「オッズ」は「odds」で、賭け率、優劣の差、 (競技などで弱者に与える)有利な条件,ハンディキャップ、と言った意味ですが、当初はこの「odd man」たちの異質な能力を表していたのかも知れません。
そして「オズの魔法使い」に登場する案山子とブリキの木こりとライオンは十分に奇妙な存在です。
オズの魔法使い
(The Wonderful Wizard of Oz)
wiz・ard =(男の)魔法使い 《★【比較】 女の魔法使いは witch》.
《口語》 名人,天才 《英俗》 すばらしい,すごい.
 ・中期英語「賢人」の意:
---ドロシー はカンザスに住む女の子。 たつまきに飛ばされてオズの国へやってくる。---かかし--- わらの詰まったかかし、たべない、ねむらない。 のうみそを欲しがっている、火が苦手。---ブリキの木こり--- 東の魔女の魔法をかけられたおのにより、自分の体を次々と切り落とし、その度にブリキで体を作っていった。 体中ブリキになってしまった結果、心をなくしたと思っている。 さびると動けなくなる、水が苦手。---おくびょうライオン
【tin  【化】 スズ 《記号 Sn》. ブリキ.】
 
 
odd
変な,風変わりな,妙な 《★【類語】→strange》
(二つひと組の)片方の; (一定数の組の)はんぱな
奇数の
〈金など〉残りの,余分の
時々の,臨時の; 雑多な
〈場所など〉かけ離れた
〈掘り出し物など〉思いがけない
古期北欧語「とがったもの」→「三角形」の意; 三角形の頂点の数が奇数であることから
 
尖ったモノと言えばやっぱりツノでしょう!
 
strange
奇妙な,不思議な,変な,一風変わった 《★【類語】 strange は異様で奇妙であることを表わす最も一般的な語; odd は普通のものと違っているので奇妙に感じる
 
以上の資料から「odd」とは、異形、異能の表現であり、「一つ目小僧」や「角」に繋がるモノを感じていたのですが・・・
 
びっこ  跛
びっこの lame; crippled 《★crippled は人については差別用語で, さけるべきである》
〈対の物が不揃いの〉 an odd pair 《of》
 
「an odd pair of eyes」で片目と言うことですね・・・そして・・・
 
crip・ple {クリポー}
身体障害者,手足の不自由な人.
〈人を〉不具にする 《★しばしば過去分詞で形容詞的に用いる→crippled ★【比較】 disable のほうが好まれる》
〈…を〉そこなう,無力にする; 〈活動などを〉ぶちこわす
 ・古期英語から:
 
古期英語では先天的な障害と言うよりは能動的なモノのようです・・・深い歴史の闇を感じます・・・
 
crip・pling
(機能を失わせるほどの)大きな損害[打撃]を与える
 
そして、発音は全然違うのだが、その単語の基本形と思われるそれには・・・
 
cripes{クライプス}
《俗》 [驚き・嫌悪などを表わして] おやおや,これはこれは.
・Christ の変形:
 
Christ
キリスト 《救世主 (the Savior) となって出現した Jesus の称号》
[驚き・怒りなどを表わして] 《俗》 まあ(驚いた)!, とんでもない!
 ・ギリシャ語「油を塗られた人」の意:
 
これはいったいどういうことなんだあ!
 
 
オズの魔法使いが「odd man」たちをモチーフにしてるのではないかと
あたりを付けていたのだが、なんとイエスに辿り着いてしまった!
Jesus Christ が Jesus Cripes であり
cripes が cripple へ通じるのであれば{推測!}
イエスもまたその異能ゆえに異形であったということなのか?
 
clip a person's wings
 人の行動[影響]力を抑える, 野望を阻止する
《★【由来】 鳥の羽を切って飛べなくすることから》.
 
Violet monkey
つづく・・・
befor                  next